先生、授業で「子どもたちに見てもらいながら説明したい」と思ったことはありませんか?そんなときに大活躍するのが「Googleスライド」です。Chromebookでかんたんに発表資料が作れて、自動で保存されるので、「保存するのを忘れた!」という心配もありません。今日は、はじめての先生でも安心して使えるように、基本から丁寧にご紹介します。


Googleスライドってどんなもの?

プレゼンテーションって何だろう?
「プレゼンテーション」とは、相手に情報を見せながら伝えることです。テレビのニュースで画面に地図や数字が出てきますよね?あれもスライドの一種です。授業で「今日のめあて」「内容の説明」「まとめ」などをスライドで見せると、子どもたちが理解しやすくなります。Googleスライドは、このプレゼンテーション資料を作るGoogleの無料ツールです。Googleアカウントがあればすぐにはじめられます。
パワーポイントとどうちがうの?
「パワーポイント」(Microsoft PowerPoint)を知っている先生も多いでしょう。Googleスライドはパワーポイントととてもよく似ていますが、3つの大きなちがいがあります。
① 無料で使える:追加のソフトを買う必要がありません。
② どこからでも開ける:インターネットにつながっていれば、学校でも家でも同じファイルを開けます。
③ 自動保存:作業中に自動的に保存されるので、うっかりデータが消えてしまうことがありません。
また、パワーポイントで作ったファイルをGoogleスライドで開くこともできるので、以前の資料も活用できます。
はじめてのGoogleスライド:基本操作

新しいスライドを作ってみよう
では、実際にGoogleスライドを開いてみましょう。Chromebookでは、いくつかの方法で起動できます。
もっともかんたんな方法は、Chromeブラウザで「slides.google.com」と入力してアクセスすることです。または、Googleドライブ(drive.google.com)を開いて、左上の「+新規」ボタンから「Googleスライド」を選んでも作れます。
新しいスライドが開いたら、まず「タイトル」の部分をクリックして、授業のタイトルを入力してみましょう。「今日の理科の授業」などと入力するだけで、もう1枚めのスライドの完成です。2枚めのスライドを追加するには、左側のスライド一覧の下で右クリック→「新しいスライド」を選ぶだけです。とてもかんたんですよ。
文字・写真・図形を入れてみよう
スライドに文字や写真を入れてみましょう。
文字を入れるには:
上のメニューバーから「挿入」→「テキストボックス」をクリックし、スライドの好きな場所をドラッグして文字を入力します。
写真を入れるには:
「挿入」→「画像」から「パソコンからアップロード」を選ぶと、Chromebookに保存した写真を使えます。「ウェブを検索」を選ぶと、インターネットから写真を探して直接入れることもできます(著作権に注意しましょう)。
図形を入れるには:
「挿入」→「図形」から丸や四角などを選べます。矢印で説明の流れを示したりするのに便利です。
先生の授業に役立つスライドの作り方

見やすいスライドの3つのコツ
スライドを作るときに意識すると良いポイントを3つ紹介します。
コツ① 文字は少なく、大きく
1枚のスライドに情報を詰め込みすぎると読みにくくなります。大切な言葉だけを書き、文字サイズは24ポイント以上にしましょう。
コツ② 色は3色まで
たくさんの色を使うと見づらくなります。背景は白か薄い色にして、文字は濃い色にすると読みやすいです。
コツ③ 画像を活用する
写真やイラストを入れると子どもたちの目を引きやすくなります。「いらすとや」などの無料イラストサイトを活用するのもおすすめです。
テンプレートを活用すればもっとかんたん
「デザインが苦手…」という先生には、テンプレートが強い味方です。Googleスライドには、最初からきれいにデザインされたひな形(テンプレート)が多数あります。
新しいプレゼンテーションを作るとき、「テンプレートギャラリー」をクリックすると様々なデザインが表示されます。「教育」カテゴリには授業にぴったりのものもあります。テンプレートを選んで、文字を自分の授業の内容に書き換えるだけで、プロのようなスライドが完成します。毎回ゼロから作らなくてよいので、授業準備の時間も大きく短縮できますよ。

生徒といっしょにGoogleスライドを使おう

子どもの発表練習に最適!
Googleスライドは先生だけでなく、子どもたちにも使ってもらえます。「調べ学習の発表」に活用してみましょう。
例えば「調べたこと」「分かったこと」「感想」の3枚のスライドで発表をまとめる課題は、低学年でも取り組みやすいです。スライドを作ることで「情報を整理する力」も育てられます。また、完成したスライドを画面に映してクラスで発表すれば、話す力の練習にもなります。プリントを配るよりも、子どもたちにとって楽しい発表の場になりますよ。
Google Classroomと連携して配布しよう
Googleスライドで作った授業資料は、Google Classroomを使って全員に配布できます(Google Classroomは15日目にくわしく紹介します)。
「全員が同じスライドを見る」「各自がコピーして書き込む」など、用途に合わせて選べます。例えば、先生が問題を書いたスライドを生徒ごとにコピーして配布すると、子どもたちは自分のスライドに答えを書き込んで提出できます。プリントを印刷する手間が省けて、環境にもやさしいですよ。

まとめ
今日は、Googleスライドの基本から授業での活用方法まで紹介しました。テンプレートを使えば、デザインが苦手な先生でもすぐにきれいなスライドが作れます。まずは今日の授業のめあてを1枚のスライドに書いてみることから始めてみてください。明日は、Googleドライブを使ったファイル管理と共同編集についてご紹介します。お楽しみに!

📚 小学生のためのクロームブック用語集
この回に出てくる新しい言葉の意味をまとめました。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| Googleスライド | 発表に使う資料を作るための道具です。文字や写真を入れて、順番に見せることができます。 |
| スライド | 発表で1枚ずつ見せるページのことです。紙しばいの1枚のようなものです。 |
| プレゼン | 自分の考えや調べたことを、みんなにわかりやすく伝える発表のことです。 |
| レイアウト | 文字や写真をどこに置くかという、見た目のならべ方です。 |
| テーマ | スライド全体の色や形をそろえるためのデザインセットです。 |
| 共有 | 作った資料を先生や友だちが見られるようにすることです。 |

